最近のリペアとか

Altero

2015年07月06日 19:32

Facebookページのネタとは、なるべく被らないように時間差を心掛けております。
ですので、Facebookページでご紹介したオーダーギターなどは、もう少ししたら
ブログで詳細をご紹介しようかと企んでいる次第です。


では、最近はクラフト関連の投稿ばかりで、まるでオーダーギター完成報告ブログと
化していましたので、「リペアやカスタムもやっているんだぞ!」とばかりに、目立ったリペアを少しばかり。



最近多くなってきている、アコギのブリッジ剥がれ。
季節的なものでしょうか、うちでも数件重なってご依頼が来ておりました。


今回は、少々の剥がれと位置ズレ。一緒に塗膜も少し割れておりました。
とりあえず再接着の為に、パレットナイフやらなんやら駆使しまして、キレイに剥がします。




で、接着面をキレイに処理しましょう。
アコギのトップは膨らんでいたり、必ずしも平面ではありませんので、その辺りも考慮しつつ。

同時に塗膜の処理も。

ブリッジ最接着前に、掛けていた箇所は簡易タッチアップ。
ブリッジがジャストに納まる様に、塗膜を削ります。
市販品は、1ミリ程度ブリッジが塗膜に乗るように処理されているので(安価なモデルだと未処理のものも)、
そこが切っ掛けで剥がれてくるケースが多いようですね。



何度も接着テストを重ね、問題ないようならば再接着です。







ここまで来れば、2日間ほど放置したのち組み上げです。







弦を張って、数日様子を観て完了です。
ブリッジが剥がれてくるのは、大抵はそもそものブリッジ接着処理に問題があるケースが殆ど。
ですので、しっかりと再接着してやれば、音も良くなる事がままあります。




その他、ネック折れも何だかんだと同時に数本ありましたが、
完成写真を2本ほど。(というか、他は写真忘れてた。。。)
ネック折れは、常時数本お預かりしている事が多いですね。




これはヘッドの付け根ではなく、正真正銘「ネック折れ」だったギター。
1~2フレットあたりで、パックリ折れてました。
濃同色系のぼかしで仕上げ。






これも付け根で大きく割れていましたが、全く分からないレベルまで持って来れました。
改心の出来です!





最後に少々前になりますが、リフィニッシュしたストラト。




先に隣のベースをリフィニッシュしたのですが、おそろいのカラーに。
さらにパーツを全てゴールドに、ピックガードはゴールドミラーに変更しております。

ゴージャスストラト!カッコいい!!



とまあ、リペアやカスタムも常時、オーダーなどのクラフトと並行して進めております。
リペアのご相談などございましたら、お気軽にお問合せください!






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