2016年04月15日
リフィニッシュ続く
暫くぶりのブログ更新です。
さて、同じリペアやカスタムのご依頼が重なるのは、
どの業界の職人さんも頷くあるあるではないでしょうか?
ここしばらく、オーダーの製作と並行して行った、ちょっと大掛かりなリペアは
・(いつもやってる)ネック折れリペア数本
・冬場に多くなるアコギブリッジ剥がれ
・リフィニッシュ
辺りでしょうか。
ネック折れや季節的な要因が考えられるブリッジ剥がれは分かりますが、
なぜかリフィニッシュが多いんですよね~。
というわけで、Facebookなんかでは既に紹介済みですが、3本ほどこちらでも。


カラーリングだけでなく、木工加工を含むピックアップ交換も同時にしています。
ここまで来ると、全く別の楽器ですね。


こちらは元々はシャンパンゴールドだったそうですが(塗装を剥がした状態での持ち込みでした)
渋めのワインレッドに仕上げ、ヘッドにも文字をあしらっています。


古いギターに見られる、塗膜の白濁です。熱を加えると直るものもありますが、
今回はリフィニッシュを選択。
この時代のPRSは相当に塗装が厚かったのですが、
今回のリフィニッシュでは必要以上に塗膜を厚くはしていません。
その辺りは、楽器本来の鳴りなどにも影響してくるのですが、
どちらが良いかは好みとなりますね。
さてさて、一般的にエレキギターに用いられる塗料は
【ラッカー】と【ポリ系】
に分類されます。
リフィニッシュ時に多くいただくお問合せで、
「塗膜を剥がさずに、上塗り(オーバーコート)出来ますか?」
と言うのがあります。
理由はさて置き、このオーバーコートは条件がありますので、ちょっと案内しておきますね。
●ラッカーフィニッシュのギター
ラッカーのオーバーコート・・・・○可能
ポリウレタンのオーバーコート・・・・×不可能
●ポリ系フィニッシュのギター
ラッカーのオーバーコート・・・・○可能
ポリウレタンのオーバーコート・・・・○可能
と言う具合です。
以上の条件さえクリアしていれば、どんなギターにもオーバーコートは可能です。
ですが、あまり塗膜が厚くなりすぎるのも良くはないので、
実際は実物を拝見してからの判断になりますけども。
リフィニッシュに掛かる費用の半分以上は、塗装の剥がし料金ですので、
オーバーコートにすれば、節約にはなりますが、それが良いかどうかは別のお話です。
ラッカーは言わずもがな、エレキギター2台巨頭メーカーでおなじみです。
ギターでは【ニトロセルロースラッカー】が良いとされています。
とは云うものの、一口に【ニトロセルロースラッカー】と言っても、
様々な種類があるようです。
当工房で使用しているのも【ニトロセルロースラッカー】の一種ですが、
ヴィンテージギターで使用されていた物と比較すると、
断然に扱いやすくなっています。
さらに性能も格段に良くなっており、クラックなども入りにくく、
黄ばみなどの焼けも幾分ましになっています。
が、それがこの業界で【良い】かどうかは、別問題なんですね。
ですので、ヴィンテージギターに使用されていた【ニトロセルロースラッカー】と
同等のモノを扱う工房さんもあるようです。(うちでは扱いないですが。。)
この辺りは完全に、個人の好みの問題ですね。音質も含めまして。
他にも、スプレー缶などで市販されている、アクリルラッカーや水性ラッカーなんかもあります。
ポリ系は、工場製品に多いのが【ポリエステル】です。
これはとにかく、大量生産向きで生産性が良く、堅く厚いです。
一般のポリのイメージはこれですね。
こちらは、設備が必要な為、工場以外で採用しているところはまずないでしょうね。
ポリ系のもう1種類が【ポリウレタン】です。
こちらも乾燥期間が短くて生産性が良いですが、
実はポリエステルほど塗膜は厚くなりません。
そして、我々の様な工房向きでもあります。
安価なギターに使用されている感のある【ポリ系】ですが、
最近ではポリウレタンはむしろハイエンドに増えています。
実際、塗料としてはラッカーよりもポリウレタンの方が、ず~っと高価ですし。
これら塗料の違いは=音質の違いとされますが、良し悪しではありません。
ですので我々は、取扱などの実用面でご選択いただくのが多いです。
また、塗料の種類で音質が変わるというよりも、塗膜の厚さの方が影響は大きいでしょう。
その辺りも踏まえて、リフィニッシュやオーダーのご相談いただければと思います。
さて、同じリペアやカスタムのご依頼が重なるのは、
どの業界の職人さんも頷くあるあるではないでしょうか?
ここしばらく、オーダーの製作と並行して行った、ちょっと大掛かりなリペアは
・(いつもやってる)ネック折れリペア数本
・冬場に多くなるアコギブリッジ剥がれ
・リフィニッシュ
辺りでしょうか。
ネック折れや季節的な要因が考えられるブリッジ剥がれは分かりますが、
なぜかリフィニッシュが多いんですよね~。
というわけで、Facebookなんかでは既に紹介済みですが、3本ほどこちらでも。
カラーリングだけでなく、木工加工を含むピックアップ交換も同時にしています。
ここまで来ると、全く別の楽器ですね。
こちらは元々はシャンパンゴールドだったそうですが(塗装を剥がした状態での持ち込みでした)
渋めのワインレッドに仕上げ、ヘッドにも文字をあしらっています。
古いギターに見られる、塗膜の白濁です。熱を加えると直るものもありますが、
今回はリフィニッシュを選択。
この時代のPRSは相当に塗装が厚かったのですが、
今回のリフィニッシュでは必要以上に塗膜を厚くはしていません。
その辺りは、楽器本来の鳴りなどにも影響してくるのですが、
どちらが良いかは好みとなりますね。
さてさて、一般的にエレキギターに用いられる塗料は
【ラッカー】と【ポリ系】
に分類されます。
リフィニッシュ時に多くいただくお問合せで、
「塗膜を剥がさずに、上塗り(オーバーコート)出来ますか?」
と言うのがあります。
理由はさて置き、このオーバーコートは条件がありますので、ちょっと案内しておきますね。
●ラッカーフィニッシュのギター
ラッカーのオーバーコート・・・・○可能
ポリウレタンのオーバーコート・・・・×不可能
●ポリ系フィニッシュのギター
ラッカーのオーバーコート・・・・○可能
ポリウレタンのオーバーコート・・・・○可能
と言う具合です。
以上の条件さえクリアしていれば、どんなギターにもオーバーコートは可能です。
ですが、あまり塗膜が厚くなりすぎるのも良くはないので、
実際は実物を拝見してからの判断になりますけども。
リフィニッシュに掛かる費用の半分以上は、塗装の剥がし料金ですので、
オーバーコートにすれば、節約にはなりますが、それが良いかどうかは別のお話です。
ラッカーは言わずもがな、エレキギター2台巨頭メーカーでおなじみです。
ギターでは【ニトロセルロースラッカー】が良いとされています。
とは云うものの、一口に【ニトロセルロースラッカー】と言っても、
様々な種類があるようです。
当工房で使用しているのも【ニトロセルロースラッカー】の一種ですが、
ヴィンテージギターで使用されていた物と比較すると、
断然に扱いやすくなっています。
さらに性能も格段に良くなっており、クラックなども入りにくく、
黄ばみなどの焼けも幾分ましになっています。
が、それがこの業界で【良い】かどうかは、別問題なんですね。
ですので、ヴィンテージギターに使用されていた【ニトロセルロースラッカー】と
同等のモノを扱う工房さんもあるようです。(うちでは扱いないですが。。)
この辺りは完全に、個人の好みの問題ですね。音質も含めまして。
他にも、スプレー缶などで市販されている、アクリルラッカーや水性ラッカーなんかもあります。
ポリ系は、工場製品に多いのが【ポリエステル】です。
これはとにかく、大量生産向きで生産性が良く、堅く厚いです。
一般のポリのイメージはこれですね。
こちらは、設備が必要な為、工場以外で採用しているところはまずないでしょうね。
ポリ系のもう1種類が【ポリウレタン】です。
こちらも乾燥期間が短くて生産性が良いですが、
実はポリエステルほど塗膜は厚くなりません。
そして、我々の様な工房向きでもあります。
安価なギターに使用されている感のある【ポリ系】ですが、
最近ではポリウレタンはむしろハイエンドに増えています。
実際、塗料としてはラッカーよりもポリウレタンの方が、ず~っと高価ですし。
これら塗料の違いは=音質の違いとされますが、良し悪しではありません。
ですので我々は、取扱などの実用面でご選択いただくのが多いです。
また、塗料の種類で音質が変わるというよりも、塗膜の厚さの方が影響は大きいでしょう。
その辺りも踏まえて、リフィニッシュやオーダーのご相談いただければと思います。

Posted by Altero at 18:33
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