2010年06月07日

ノイズ退散!!

皆さんこんばんわ。
なんだかんだいっても、夜はまだ冷えますね~。
Altero Custom Guitars やっさんです。


今日は、ありそうであんまりないリペア(というかカスタム)です。

皆さんはFenderのストラトキャスターというギターはご存知ですか?
ギターをかじった方ならば、知らない人を探すほうが難しいくらいの、
超スタンダードエレキギターです。

そんな、ストラトキャスターですが、ひとつ難点があります。

それが今回の主役「ノイズ」です。

なぜストラトはノイズが多いのか。
詳しくは、いろんなサイトで語られていますので割愛しますが、
多くのギタリストが、そのノイズに悩まされています。


昨日持ち込まれた、72年製ストラトキャスターのオーナーもその一人。
Liveでもレコーディングでも、いつも悩んでいたそうです。
で、近々大きなLiveがあることなので、この際、徹底的にノイズを退治して欲しいと
ウチにやってこられたのです!


では、早速。


ノイズ退散!!

まず、分解。
このストラトは、ザグリにノイズ対策は何も行われていないので、
ザグリの隅々まで導電塗料を塗っていきます。
マスキングを貼って、余計なところに塗料がつかないように、
慎重に、丁寧に塗り重ねてまいります。


ノイズ退散!!

マスキングをはがすとこんな感じ。
キレイに塗れておりますiconN36


つづいて、ピックガードのシールド処理です。

ノイズ退散!!

ピックガードの裏側全面にアルミシートを丁寧に貼ります。
徹底的にとのご希望なので、ピックアップにもシールド処理を・・・

とここで、重大事実が発覚!!


センターピックアップが断線しているではないですかぁぁkao12


すぐさまオーナーさんと連絡を取り、対策を協議します。

とりあえず、直せるようならば直して欲しい。
無理ならば、今回のLiveはセンターを結線しないで何とかしますとのこと。


で、直りましたよiconN36
やれば出来るもんです。


何事も無かったように、作業を再開しますよ~。

パーツをすべて交換し、配線もやり直しです。
シールド処理を施した箇所を、片っ端からアースに落とし、
テスターを使用して、配線に問題が無いかチェックします。

そして、組み込みです。

ノイズ退散!!

アンプに繋いで、ノイズがどうなったか確認。。

見事、劇的にノイズは減少しております!
この結果には、オーナーさんも大喜びです!!

このようなノイズ対策を行うと、どうしてもサウンドの変化(ハイ落ち)が懸念されるのですが、
オーナーさんは気にならないとのこと。
それよりも、ノイズの減少っぷりに、とても感動しておられました!

いや~、そこまで言ってもらえると、やった甲斐があるってもんです。


今週のLive頑張って欲しいものです。




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Posted by Altero at 22:42 │REPAIR